検査装置とは
検査装置とは、部品や製品に異常がないかを検査するための装置です。「目視で確認、状態の判断、良否の判断」をカメラと画像処理などによっておこないます。外観検査装置をはじめ、用途別でたくさんの種類があり、検査方法もさまざまです。製品規格に準じた品質保証に関わる重要な検査工程ですから、あらゆる産業において必要不可欠な装置です。
検査装置の主な種類
■外観検査機
部品や製品の外観における欠陥を検査する装置。カメラによる画像を解析して、判断基準となるデータに基づき良否判定します。表面のキズや汚れ、打痕、変形など。
■X線検査装置
製品の内部における異物や欠陥を検査する装置。X線を当てて透過させることにより、内部の状態をチェックします。内部の異物など。
■印刷検査機
印刷不良や汚れを検査する装置。良品のマスターデータをもとに、スキャンして読み込んだ画像データを比較して、不良箇所がないかをチェックします。
■シート検査装置
シートやフィルムの欠陥を検査する装置。エリアカメラ、スキャンカメラによる検査や、レーザーによる厚み検査などがあります。
■ウエハ検査装置
半導体の部品素材であるシリコンウエハを検査する装置。レーザー照射により反射した光を検出してキズなどがないか外観検査します。